インターネットにWebサイトを公開する方法をご紹介します。
実施する頻度が少ないので、実施方法を忘れてしまったりミスして時間がかかるパターンを撲滅します。
Webサーバーのインストール
まずはパッケージを全部アップデートしましょう。初めてだったり、長い間実施していないと結構時間がかかります。セキュリティ的にも実施しておく必要があるので、気長に待ちましょう。
パッケージのアップデートが完了したらWebサーバーを次のとおりにインストールします。
Webサーバーで公開の設定
サーバーのディレクトリと公開ドメインを結びつけるよう設定します。結びつけると、対象ディレクトリが公開ドメインで公開されます。
WebサーバーはApache httpdを使用しています。Apache httpdの設定はデフォルトでは /etc/httpd/conf.d にまとまっています。このディレクトリに設定を追加していきます。
# cd /etc/httpd/conf.d
このディレクトリの仕組みとして、配下の*.confはすべて読み込まれ適用されます。
ドメインごとに、ドメイン名.confファイルを作成するのがセオリーです。例えば、https://early2home.com/ のようなURLの場合には、/etc/httpd/conf.d/early2home.confという設定ファイルを作成します。
# vi /etc/httpd/conf.d/early2home.conf
設定ファイルの中身は次のとおりです。例えばディレクトリのパスは/var/www/html、ドメインは先ほど設定したようにearly2home.comです。
<VirtualHost *:80> DocumentRoot ディレクトリのパス ServerName ドメイン </VirtualHost>
これで静的なサイトは公開することが出来ます。
Spring Bootなどで作成した動的なサイトを公開するにはプロキシを使用します。/etc/httpd/conf.dの配下にある.confファイルに次のように記載します。
ProxyPass /blog/ http://localhost:8080/wordpress/
このようにすると、ブラウザで https://www.early2home.com/blog/ にアクセスすると、サーバー内部で起動している http://localhost:8080/wordpress/ にアクセスされます。
DNS設定
設定したドメインとIPアドレスの紐づけをDNSで設定をします。私は お名前.com でドメイン取得したので、 お名前.com のDNS設定サービスでDNSを設定しました。
確認
上記で設定は完了です。設定を反映させるため、Webサーバーを再起動させます。
# service httpd restart
無事にサイトが公開されれば成功です。
最近ではサイトをSSLで公開するのが一般的で安全です。インターネットに公開したWebサイトを無料でSSLで公開する方法の詳細は次の記事に記載しています。