WordPress PHPバージョン更新 7.1→7.4

WordPressのPHPバージョンについて警告が出ていたので更新しました。最新版は8以上が出ていたのですが、まだインターネット上に情報が少なかったので最新版ではない7.4にしました。公式情報が見つからなく、調査するのに手間取ったので記事にまとめておきます。

作業の流れとしては次のとおりになります。

  1. バックアップ
  2. PHP削除
  3. PHPダウンロード&インストール
  4. PHP設定の編集
  5. 確認

それぞれ説明していきます。

1.バックアップ

WordPressとPHPの設定ファイルをバックアップします。

WordPressのバックアップはプラグインBackWPupで定期的に実施しており、ちょうどバックアップされていたので作業不要でした。

PHPの設定ファイルは/etc/にありましたのでコピーしておきます。

# cp /etc/php.ini /etc/php.old.ini

2.PHP削除

PHPを削除します。削除しなくても上書きインストールできないか調べてみましたが、公式サイトでもその他の記事でも上手くいった情報が見つからず、既存バージョンのPHPを削除してからターゲットバージョンのPHPをインストールしていたため仕方なく削除します。

# yum remove php*

3.PHPダウンロード&インストール

念のためPHPを入れる前にその他のソフトウェアを更新しておきます。

# yum update

上記の更新が完了したら、次の記事を参考にPHPをインストールします。

Linuxへ最新版PHPをインストールする方法
Oracle LinuxにPHPをインストールしたらVersion 7.2でした。 $ php -v PHP 7.2.24 (cli) ...

WordPressが必要とするPHPモジュールをインストールします。

# dnf install php-devel php-mbstring php-mysqlnd php-pdo php-gd

4.PHP設定の編集

バックアップを取得したphp.iniの情報を見て編集します。アップロード上限の容量が初期値と異なるので編集しました。

upload_max_filesize = 128M
post_max_size = 128M

編集完了したらサービスを再起動します。

# systemctl restart httpd

5.確認

最後に確認します。まずはPHPのバージョン確認。

# php -v
PHP 7.4.33 (cli) (built: Dec 19 2022 13:32:43) ( NTS )

次のWordPressに適用されているかの確認。

ツール > サイトヘルス > 情報 > サーバー に遷移して適用されているPHPバージョンを確認します。

無事にPHPが更新されました。