システム開発アプローチについて

システム開発には様々なアプローチがあります。代表的なアプローチについて紹介します。それぞれ利点や欠点がありますので、プロジェクトの目的や要件に応じて適切なアプローチを選択する必要があります。

データ中心アプローチ

アプリケーションの中心はデータであるとして開発する手法です。従来のアプリケーション開発では処理を中心として開発していましたが、ビッグデータやクラウドコンピューティングなどの発展により、データの重要性が高まったことでデータ中心アプローチが発展しました。データ処理が最重要なシステムの開発で有効なアプローチです。

プロセス(処理)中心アプローチ

アプリケーションの中心は処理であるとして開発する手法です。従来のアプリケーション開発で、処理を最適化することに焦点を当てます。ビジネスプロセスが確立されているシステムの開発で有効なアプローチです。ビジネスプロセスを確立するためにビジネスプロセス管理(BPM)などを用いますが、これはコンサルタントが得意としていることが多いです。

オブジェクト指向アプローチ

オブジェクト指向アプローチは、システムの中心となるオブジェクトを定義し、そのオブジェクトに必要な機能や属性を定義してシステムを構築します。

サービス指向アプローチ

サービス指向アプローチは、ビジネスプロセスをサービスとして定義し、それらを組み合わせてシステムを構築します。