yumコマンド で安全に Linuxのパッケージ をアップデートする方法

yumで安全にLinuxをアップデートする方法をご紹介します。

yumの概要

まずはyumの使用方法を簡単に説明します。書式は次のとおりです。

yum [オプション] [コマンド] [パッケージ]

yum は、Red Hat系のLinuxディストリビューションで使われている“RPMパッケージ”を扱うためのパッケージ管理コマンドです。すなわちCentOS、Red Hatで使用できます。

アップデートの確認

リポジトリにアップデートがないかチェックをかけます。

# yum check-update

パッケージごとにアップデートがないかチェックをかけることも出来ます。

# yum check-update <パッケージ名>

ワイルドカードを使用してアップデートがないかチェックをかけることも出来ます。例えばpythonで始まるパッケージのアップデートがないかチェックをかける場合には次のようにコマンド入力します。

# yum check-update python*

詳細確認したい場合などは次のようにしてリポジトリからパッケージを検索してみるといいでしょう。

# yum search <パッケージ>

現状の確認

システムにインストールされているパッケージを表示します。

# yum list installed

表示結果をパイプ(|)に渡して、moreコマンドを実行すると便利です(閲覧しやすいです)。

# yum list installed | more

パッケージ指定してインストール済みパッケージの一覧を表示することも出来ます。

# yum list installed <パッケージ>

ワイルドカードも使用できます。インストールされたパッケージのうち、パッケージ名が python で始まるもののリストを表示するコマンドは次のとおり入力します。

# yum list installed python*

インストール

パッケージ指定してアップデートします。

# yum update <パッケージ>

システムにインストールされている全てのパッケージを更新します。簡単ですが、内容を把握しておかないと後で痛い目にあう可能性があります。

# yum update