Linuxで開発環境構築
OpenCOBOL(GNU COBOL)を使ってLinuxでCOBOL開発環境を構築します。
インストール
まずは必要なパッケージをインストールします。
# yum install gmp gmp-devel db4 db4-devel # wget http://sourceforge.net/projects/open-cobol/files/open-cobol/2.0/open-cobol-2.0-feb2012.tar.gz/download # tar zxvf open-cobol-2.0-feb2012.tar.gz # cd open-cobol-2.0 # ./configure # make && make install
お使いのLinuxがDebian系のディストリビューション(DebianやUbuntu)であれば、次のコマンドでインストールします。
sudo apt-get install open-cobol
お使いのLinuxがFedoraであれば、次のコマンドでインストールします。(Red Hatでもyumではなくこのdnfコマンドが推奨されているようです)
# sudo dnf install open-cobol
インストールできたことの確認として、バージョン確認しましょう。
# cobc --version
COBOLプログラム作成
WikipediaにGNU Cobolのサンプルがあるので実施してみます。
HELLO.COBファイル作成
000100* HELLO.COB GnuCOBOL example 000200 IDENTIFICATION DIVISION. 000300 PROGRAM-ID. hello. 000400 PROCEDURE DIVISION. 000500 DISPLAY "Hello, world!". 000600 STOP RUN.
昔のCOBOLは大文字のみ使用可能だったようですが、最近のCOBOLコンパイラは小文字も使用可能です。また、同様に行途中からでもコメントアウトできます。(*>と書く
末尾にコロンも必要)
これらの最近のCOBOLの書き方を自由書式と言います。
コンパイル
作成したプログラムをコンパイルします。コンパイルの文法は次のようになっています。
cobc プログラム名
自由書式でコンパイルするには次のようにオプションをつけてコンパイルする。
cobc -free プログラム名
先ほど作成したCOBOLプログラムをコンパイルします。
$ cobc -x HELLO.COB
HELLOというファイルが作成されれば成功です。
実行
実行します
$ ./HELLO Hello, world!
Windowsで開発環境構築
OpenCobolIDE
OpenCobolIDEなるものがある!次のGithubに実施方法の詳細が記載されている。
VSCodeプラグイン
VSCodeプラグインもある!
次のQiitaに実施方法の詳細が記載されている。
次の記事にも詳細が書かれています。
VSCodeプラグインはこちらにある。
便利だった
mkdir -p
Dockerで開発環境構築
Dockerでも開発できるようになっている。次のGithubに実施方法の詳細が記載されている。
IBM Z Open Editor
IBM Z Open Editorというのもあるようです。
IBM Z Open Editor は、Microsoft Visual Studio Code に対する IBM z/OS 言語サポートを提供します