Linux上でJavaをメジャーバージョンアップする方法をご紹介します。
マイナーバージョンアップであれば次の方法で実施が可能ですが、メジャーバージョンアップの場合は元のJavaを削除して新しいJavaをインストールする必要があります。
yumコマンド で安全に Linuxのパッケージ をアップデートする方法
yumで安全にLinuxをアップデートする方法をご紹介します。
yumの概要
まずはyumの使用方法を簡単に説明します。書式は次のとおり...
現在のJavaインストール状態を確認します。
$ yum list installed java* Installed Packages java-11-openjdk.x86_64 1:11.0.21.0.9-2.0.1.el8 @ol8_appstream java-11-openjdk-headless.x86_64 1:11.0.21.0.9-2.0.1.el8 @ol8_appstream javapackages-filesystem.noarch 5.3.0-1.module+el8+5136+7ff78f74 @ol8_appstream
インストールされていたJavaを削除します。
$ sudo yum remove java-11-openjdk.x86_64
削除されたか確認のため、最初に実行したJavaインストール状態を確認するコマンドを実行します。削除が成功していれば次のように表示されます。
$ yum list installed java* Error: No matching Packages to list [opc@instance-20230508-1058 ~]$
現在のJavaの最新版を確認してインストールします。最新版のJavaは公式サイトから確認できます。
Oracle Java SE Supportロードマップ – Oracle
最新版LTSであるJava21を、yumコマンドでインストールするコマンドを次のサイトで確認します。
RHEL での Red Hat build of OpenJDK 21 のインストールと使用 Red Hat build of OpenJDK 21 | Red Hat Customer Portal
確認したコマンドでインストールします。
sudo yum install java-21-openjdk
確認します。無事にインストールできていると、次のように表示されます。
$ java -version openjdk version "21.0.1" 2023-10-17 LTS OpenJDK Runtime Environment (Red_Hat-21.0.1.0.12-1.0.1~bootstrap) (build 21.0.1+12-LTS) OpenJDK 64-Bit Server VM (Red_Hat-21.0.1.0.12-1.0.1~bootstrap) (build 21.0.1+12-LTS, mixed mode, sharing)
無事にJavaをメジャーバージョンアップすることが出来ました。