HTMLを使用して、指定した名前でファイルをダウンロードさせる方法をご紹介します。
ダウンロードリンク作成
HTMLでダウンロードリンクを作るには次のように記述します。
<a href="sample.txt">sample.txt</a>
すると、a 要素の間に書いた sample.txt という記述がリンクになって表示されます。そのリンクをクリックするとhref属性に記述した sample.txt を取得してダウンロードします。このときダウンロードされるファイル名はダウンロード対象と同様になります。
download属性を付与する
HTML5では download 属性が追加されました。download属性はダウンロード時のファイル名を指定することが出来ます。上記のソースコードにdownload属性を追加して任意の名前でダウンロードさせるには次のように書きます。
<a href="sample.txt" download="test.txt">sample.txt</a>
ここでは test.txt としてダウンロードされます。
動かして確認する
実際に動かしてみましょう。ソースコードは download 属性有りと無しを準備します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>download-test</title>
</head>
<body>
<p>
<a href="sample.txt">sample.txt</a>
</p>
<p>
<a href="sample.txt" download="test.txt">sample.txt</a>
</p>
</body>
</html>
Webサーバー上で動作させて、ブラウザ表示させると次のようになります。

download 属性無し
それぞれクリックしてみます。まずは上のリンクから、これは download 属性無しの方です。

ダウンロード対象のファイル名と同様の名前でダウンロードされますね。
download属性有り
では次に下のリンク、download属性有りの方をクリックしてみましょう。

download属性で指定した test.txt としてダウンロードされますね。
まとめ
私はこの仕組みを使って時短をした経験は無いです。時短できる使い方を考えてみると、いつどのユーザーがダウンロードしたか分かるようにdownload属性を使うのが良いのかなと思います。download属性を動的に設定する仕組みを作れば出来るかと思います。