AWS rootユーザーのパスワードは設定しないほうが良い

AWSで新規インスタンスを立ち上げた際、root ユーザーのパスワードは設定されていません。AWSにおいて、rootユーザーのパスワードは設定しないほうが良いとのことです。

なぜか

rootユーザーのパスワードを指定してSSHログインすることはAWSでは推奨されていません。IAMを利用してAWSリソースへのアクセスを管理することが推奨されています。IAMを使用すると詳細な認証方法、詳細なアクセス権限設定をすることが出来ます。

rootユーザーで常時作業すると、作成したファイルの編集もrootユーザーでなければならないし、起動したサービスの制御もrootユーザーでなければならず、管理するにはどうしてもrootユーザーで実施することが増えます。このような作業がどんどん増えていくと全てrootユーザーで実施しなければならなくなるでしょう。

IAM でのセキュリティのベストプラクティス – AWS を読むと詳細が分かりやすいです。

root 権限を使用したいとき

root 権限での実行をしたいときには、sudo コマンドを使用すべきとのこと。

sudo コマンドはパスワードなしで管理者権限のコマンドを使用できるコマンドです。sudo コマンドで root ユーザーにもなることができます。

$ sudo su -

どうしても root ユーザーのパスワードをつけたい

どうしても root ユーザーのパスワードをつけたいときには、必要な際に一時的にパスワードをつけて使い終わったらすぐパスワードを削除する。ターミナルからパスワードを使用してのroot ユーザーとしてログインするといった、永続的にパスワードを付与することは推奨されないとのことです。