ランサムウェア(ransomware)とは、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)の一つです。この「ランサムウェア」に犯されるとパソコンはどうなってしまうのか。
手口
勝手にロック状態になってしまいます。またはデータが暗号化されます。要は、パソコンの持ち主はパソコンを利用出来ない状態となってしまうのです。もちろんロック解除や暗号化解除のパスワードはわかりません。
そして犯人は金銭を要求してくるのです。まさに身代金ですね。これが「ランサムウェア」の一連の流れです。※最近では、一定時間が過ぎるごとに徐々にデータを削除していくこともあるようです。恐ろしいですね。
しかし、これに金銭を支払ってはいけません。支払ったところで、パソコンが利用できる状態に復旧するとは限らないからです。
感染しないためには
このような状態にならないために気を付けたいこと。ランサムウェアはメールの添付ファイルや、Webサイトに組み込まれていることが多いです。ですので、不用意にメールの添付ファイルを開かない。不用意にWebサイトへのリンクを踏まない。といったことに気を付けてください。
さらに、ファイアウォールや各種パッチは常時更新しておくと安全性が高まります。また最悪の場合、犯されても大丈夫なようにデータのバックアップを取得しておくのも有効でしょう。
もし感染したら
もし、感染してしまったら。まずLANを抜きましょう。同じネットワーク内での感染を広めないためです。そして、ウィルススキャンソフトを走らせましょう。無料でも次のソフトは非常に有効です。
・「Microsoft Security Essentials(マイクロソフト セキュリティ エッセンシャル)」
・「Microsoft Safety Scanner(マイクロソフト セーフティー スキャナー)」
・「Windows Defender(マイクロソフト ディフェンダー)」
最後に
今、このランサムウェアが流行しているそうです。原因としては、Web上でランサムソフトウェアが気軽に売り買いされるようになったからだそうです。
さらに、Web上で支払いを済ますことが出来る「ビットコイン」や「プリペイドカード」の普及も拍車をかける一因となっているようです。
最後に注意喚起のため数種類のランサムウェアの名称を紹介します。
・Reveton
・CryptoLocker
・CryptoLocker.F
・KeRanger
現在の代表的なものはこんなところのようです。
それではみんさんこれからも気を付けましょう。