政治経済 基礎知識7

基本的人権の保障

1.最高裁判所の違憲判決

最高裁判所の違憲判決は少ない。次のものですべてだと考えてよいので全て覚えてしまうのが楽だろう。

①最高裁判所が違憲立法審査権を行使して法令を違憲とした例

1.尊属殺人重罰規定違憲判決
刑法の尊属殺人重罰規定を憲法第14条の法の下の平等に反するとした

2.薬事法薬局距離制限違憲判決
薬事法の薬局距離制限規定が憲法第22条の職業選択の自由に反するとした

3.衆議院議員定数不均衡違憲判決
公職選挙法の衆議院議員の定数配分規定が憲法第14条の法の下の平等に違反するとした

4.森林法共有林分割制限規定違憲判決
森林法の共有林分割制限規定が憲法第29条の財産権の保障に違反するとした

5.郵便法免責規定違憲判決
郵便法の免責規定が憲法第17条の国家賠償請求権に違反するとした

6.在外邦人選挙権訴訟
在外投票制度衆参両院の比例代表選挙に限る公職選挙法の規定を憲法第15、43、44条の選挙権の規定に反するとした。

7.国籍法婚外子差別規定違憲判決
出生による日本国籍の取得に関して婚外子を差別している国籍法の規定が憲法第14条の法の下の平等に反するとした

8.婚外子法定相続分違憲訴訟
非摘出子の法定相続分を摘出しの1/2とする民法の規定を憲法第14条の法の下の平等に反するとした

②最高裁判所のその他の違憲判決

1.愛媛玉串料訴訟
玉串料の公金支出を政教分離の原則に反するとした

2.砂川市空知太神社政教分離訴訟
神社の敷地として私有地を無償で提供し利用させていた子の行為を政教分離の原則に反するとした

2.明治憲法上の権利

明治憲法上の「保障されていた権利」と「保障されていなかった権利」は対比して覚えると覚えやすい。権利の規定の有無については精神の自由と社会権に注目しよう。

①保証されていた権利

表現の自由と信教の自由

②保証されていなかった権利

学問の自由、思想良心の自由、社会権

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